癒しの星空:ふたご座 M35

ふたご座は、黄道12星座のひとつで星占いにも出てきますので、
馴染みのある方が多いでしょう。
ふたごの兄の頭のところにα星のカストルがあります。
弟の頭のところにあるポルックスはβ星ですが1等星、カストルの方が僅かに暗くて2等星です。
それでも、ふたつの明るい星が並ぶ姿を見ると、兄弟星として納得してしまいます。

今回、紹介するのは、ぎょしゃ座の散開星団の流れで、
ふたごの足元、カストルの左足のつま先の先にある散開星団M35です。
γ星のアルヘナはポルックスの左足甲のあたりにある恒星です。

Mの番号は、フランスの天文学者のメシエさんが18世紀に作ったカタログで星団や星雲につけられた番号です。
M35のすぐ脇には、NGC2158という散開星団があります。
子持ち銀河と呼ばれるM51は大きな銀河のすぐ横に小さな銀河が寄り添っているのですが、
M35とNGC2158は子持ち散開星団のように寄り添っています。

NGCの番号は、アイルランドの天文学者のドライヤーさんが19世紀に作ったカタログで星雲星団につけれられた番号です。
ニュー・ジェネラル・カタログを略してNGCと呼ばれています。

160110_012358C5FaL_TCR1500
↑ふたごの足元

160110_001535C5LAsT_C2Lt98R1500↑M35+NGC2158

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