2016年1月8日未明の空はすっきり晴れていました。
カタリナ彗星(C/2013 US10)はうしかい座のアークトゥルスから離れつつありますが、アークトゥルスとM3(メシエ番号3番)と三角形を形成する位置に来ています。
M3は、球状星団の中では比較的明るく大きく見えるものですが、地球からは3万光年以上離れています。
球状星団とは、直径10万光年ほどの銀河系の円盤を球状に取り囲む空間に、年老いた恒星が球状に密集している天体です。
太陽よりも近くにいるカタリナ彗星や、銀河系の円盤の中の太陽の近く37光年ほどの距離にいるアークトゥルスよりも、遥かに遠いところにあります。
M3から30000年以上前に発せられた光と、
カタリナ彗星から数分前に発せられた光、
膨大な宇宙空間を交錯する光を私たちは一緒に見ているのです★☆ノノノ